リフォームとリノベーションってどう違う！？
江戸川区の不動産エージェント江戸川不動産情報館・金野秀樹(コンノヒデキ)です。
本日のテーマは「リフォームとリノベーションの違い」についてです。
参考にして下さい。
目次
リフォームとリノベーションの違いとは！？
皆さんは「リフォームとリノベーションの違いは何ですか？」と聞かれて、即答出来ますか？
リフォームとリノベーションの違いを明確に答えることが出来る消費者の方は、かなり勉強している方と言っても良いと思います。
本日は、リフォームとリノベーションの違いについて解説していきましょう。
リフォームについて
リフォームとは、室内や設備の状態を新築した当時の状態に戻すという意味合いが本来の意味です。
簡単に言いますと原状回復の意味合いで使われる言葉です。
「マイナスの状態のものをゼロの状態に戻すための機能回復工事」という意味合いとして使われています。
しかしながら、工事すること自体を「リフォームする」なんて使われ方もされています。
リフォーム工事の事例
- キッチン・トイレ・バス等の設備交換工事
- 壁材(クロス等)、床材(フローリング等)のはりかえ工事
- 一部部分の壁の撤去工事
- 部屋の一部変更（和室から洋室）
- その他修理工事等
上記のように、住宅の設備の交換はすべてリフォームに該当します。
簡単に言いますと「設備機能の回復が主とした目的」の工事をリフォームと呼びます。
リノベーションについて
リノベーションとは、室内全体を大掛かりにカスタマイズすることによく使われます。
例えば、間仕切り(壁)の追加・撤去を行って、「間取りそのもの」の変更を行うような工事です。
特に住宅をリノベーションする際の目的は、これからその空間を使う人の自分好みの空間にカスタマイズして、暮らしやすいようにすることです。
そのため、玄関の広さ・部屋数の変更・キッチンの場所・浴室のサイズの変更等に至るまで、デザイン性も含めて設計担当者と詳細な打合せをしながら細かく決めていくことになります。
リフォームが「－(マイナス)を0(ゼロ)の状態」に近づける「原状回復工事」であることに対し、リノベーションは「0(ゼロ)の状態に＋α(付加価値)」を付け加える「価値向上を目的とした工事」の意味合いとして使われます。
リノベーション工事の事例
- 中古物件を購入し、中身を一から全て新品にする。
- 家族構成が変化に合わせて間取りを抜本的に変える。
- 建物が老朽化したため、耐震性等を含めて大規模な工事を行う。
上記のようなケースの場合、リフォーム工事と違って、間取りや設備の配置等を詳細に決める必要があります。
その為、詳細な設計をしっかり行ってから、リノベーション工事を行うことをお勧めします。
請負金額もリフォーム工事と比べると高額になりますので、依頼者と請負業者の認識をしっかりと共有しておかないと、あとで大きな揉め事に発展するケースもありますので、慎重に進めるようにしましょう。
工事の結果、思った通りの間取りにならなかった、キッチンの位置が変えられなかった等々、そんな結果になってしまいますと、一体何の為に工事をしたのか…
そういった事にならないように注意しましょう。
まとめ
一般的には、トイレ・キッチン等の一部分を工事するのが「リフォーム」、間取りや配管等も含めて住居の全体を工事することを「リノベーション」と捉えておきましょう。
リフォームは、リノベーションに比べて安価で納期が短期間というメリットがある反面、間取りを自由に変更出来ない等のデメリットがあります。
リノベーションは、リフォームと比較すると自由に設計が出来るというメリットがありますが、工事費用が高額・納期が長期間等のデメリットがあります。
工事を前提として中古住宅の購入を検討する上では、そもそもリフォームとリノベーションの選択、どこをどの程度まで工事するのか、という視点があった方が良いでしょう。
自分たちで判断がつかない場合は、工事の請負ありきの提案をしない、公平な提案をしてくれる「不動産エージェント」に相談する事をお勧め致します。
いきなり「リフォーム業者」や「リノベ業者」等に相談しても良いですが、ある程度の予備知識がないと、公平な提案がなされているのかどうかの判断がつきません。
まずは基礎知識を身に付けておかないと、自分たちの為の工事になるかどうかが心配なのです。
江戸川不動産情報館は、買主様の為の不動産エージェント「バイヤーズエージェント」として、今後も不動産関連の情報を発信していきます。
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