不動産購入時の家の種類「資産となる家」編
江戸川区の不動産エージェント江戸川不動産情報館・金野秀樹(コンノヒデキ)です。
本日のテーマは、不動産購入時の家の種類「資産となる家」編です。
参考にして下さい。
目次
資産価値という観点から見た二つの種類の家
先日のコラムにて、不動産購入時の家の種類には「二つの種類」があるとお伝えしました。
この「家の種類」とは、戸建・マンションといった分類ではありません。
資産価値の維持しやすい家という観点からみた「家の種類」です。
二つの種類とは、「趣味の家」と「資産となる家」のことです。
本日は「資産となる家」について解説していきましょう。
資産となる家とは
「趣味の家」とは「家は一生で一回の買い物である」という考えから、自分にとって100点満点を目指す家の事です。
一方、「資産となる家」は「家は売るものであるという発想から、立地もデザインも自分の都合だけではなく、多くの人にとってどうか?という観点がある家」のことです。
資産となる家の特徴
立地
多くの人が「購入する」「借りる」立地を優先的に選ぶ。
デザイン
一戸建ての場合は、注文住宅で特殊なデザインのではなく、万人受けする建売住宅程度のデザインを選択する。
不動産の資産価値とは何なのか?
上記の「資産となる家」の特徴をご覧になってわかるように、不動産とは万人受けするほど、資産価値が維持しやすいのです。
外観が特殊だったり、注文住宅でグレードが高過ぎて価格の設定の高い物件は、そもそも検討してくれる人が少ない為、価格を下げないと検討してくれる人が現れません。
それでは、万人受けするとはどういうことなのか?
もっとも不動産の資産価値に影響する要因について解説していきましょう。
不動産の資産価値にもっとも影響を及ぼす要因
不動産の資産価値とは、リセールバリューであると言われています。
リセールバリューとは、再び売却したときの価格のことです。
このリセールバリューの決定要因でもっとも影響がある要因は「立地」なのです。
リセールバリューの決定要因の内訳は下記の通りです。
- 広域立地:都心か郊外か【60%】
- 狭域立地:駅前かどうか【30%】
- 物件スペック:専有面積や階数、環境等【5%】
- 個別要因:物件の仕様・設備等【5%】
すなわち、資産価値とは「立地」「土地」ということなのです。
「資産となる家」を選ぶとどうなるのか?
「資産となる家」を選んだ場合、資産価値が維持しやすい為、将来の住み替え時に動きがとりやすくなります。
何故なら、住宅ローンの返済に困らないからです。
住み替え時の住宅ローンの残債額を売却価格が上回らないと、住宅ローンの完済の為に、自己資金をいれる必要があります。
「趣味の家」は、資産価値が維持しにくい為、将来の住み替え時に身動きがとれなくなります。
「資産となる家」であれば、住宅ローンの残債を完済したあとも、手元にお金が残る可能性が高まります。
これは、住宅ローンとして今まで支払ってきたお金が返ってくるというようなイメージともいえます。
すなわち、「資産となる家」は「貯金になる家」とも言えるでしょう。
指標に資産価値という観点も入れよう
誤解のないように補足しておきますが、必ずしもご自身の都合が全て悪いという訳では決してありません。
予算の都合や家庭の事情によっては、資産価値だけでは選ぶ事が出来ないということもあるでしょう。
私がお伝えしたいのは、不動産購入を検討する時に、ご自身の都合から優先順位を決めていく。その基準の指標の一つとして「資産となる家」かどうかという観点もお持ち頂きたいのです。
住み替えの予定はないという方も
なかには「住み替えの予定はありませんので大丈夫です」と仰る方もいます。
人生、何が起こるかわかりません。
自分の事情なのか、お子さんの事情なのか、親御さんの事業なのかはわかりませんが、一生その家に住むという決意が、将来の足枷にならないことを願うばかりです。
まとめ
- 資産となる家とは「家は売るもの」という観点から、立地やデザインは「自分の都合」で選ばず「多くの人」にとって万人受けする家の事である。
- 資産となる家の特徴、立地は多くの人が「購入したい」「借りたい」と思われる場所を優先的に選ぶ。デザインは、特殊なものではなく建売住宅程度の一般的なデザインを選ぶ。
- 資産となる家とは「資産価値が維持しやすい家」の事である。
- 不動産の資産価値の決定要因の90%は「立地」である。
- 「資産となる家」を選ぶと、将来「貯金となる家」になる可能性が高まる。
ご相談はこちらから
【WEBセミナー】家を買うなら知っておきたい情報セミナー
高額な不動産・住宅購入時にはしっかりとお金の戦略をたてる必要があります。
しかしながら、不動産業者や金融機関の提案は、立場上どうしてもポジショントークになりがちです。
FPへの相談も、不動産に精通していないFPさんの場合、???な提案、一般論でしかない、結局ポジショントーク?ということも多いです。
不動産業界15年超でAFP資格者でもある不動産エージェントが、正しいお金の戦略のポイントをポジショントーク一切なしで、実際の事例を交えながらレクチャー致します。
・正しい予算の考え方
・住宅ローン金利の選び方
・ライフプランニング・資金計画の重要性
【売り込み一切なし!情報満載で売り込む暇がそもそもありません】
江戸川不動産情報館のセミナーは、不動産購入を「目的」ではなく「手段」にするセミナーです。セミナーでは、売り込みは一切ありません。お客様の貴重なお時間を頂きますので、徹底的に不動産の賢い購入術(買ってはいけない物件・不動産価格の決まり方等)、不動産業界の仕組み(不動産屋に騙されない方法等)を時間いっぱいにお伝えします。その為、物件を売り込む暇はありません。セミナー受講後、弊社をご利用するかしないかご判断下さい。不満足の場合は、一切の連絡をしない事をお約束致します。
【セミナーでお話しする内容】
「貯蓄になる家?負債になる家?」「不動産の資産価値とは?」
「生き残る街?捨てられる街?」「買ってはいけない物件」
「バイヤーズエージェントって何者?」「不動産の買い時はいつ?」
「家余り 人口減少時代の家探し」
「不動産業界の仕組み」
「不動産営業マンの思考」
「不動産事業者の大好きな儲かる物件とは?」
「購入予算の考え方」「金利の選び方」
and more