床上浸水にどう備える?

床上浸水

江戸川区の不動産エージェント江戸川不動産情報館・金野秀樹(コンノヒデキ)です。

本日のテーマは「床上浸水にどう備える?」です。
参考にして下さい。

床上浸水にどう備えよう

地球温暖化の影響なのか、最近の気象は極端です。

このコラムを書いているのは、2020年2月ですが、真冬のはずなのに本日の最高気温は16℃、最低気温は9℃です。

本来ならば一番寒さが厳しい時期で、お客様をご案内しているときも、ブルブル震えながらが当たり前でした。

勿論、今冬もブルブル震えながらの案内はありましたが、2月半ばで、「あれ?春?」みたいな気温です。

暖冬と言われている今冬ですが、心配なのが「7月の梅雨」「8月のゲリラ豪雨」「9・10月の台風」による猛烈な豪雨ですよね。
2019年も豪雨による被害が相次ぎました。

そこで、本日は豪雨被害に備えて床上浸水への対処法をまとめてみました。
参考にして下さい。

2018年7月の西日本豪雨の教訓

2018年7月に起きた西日本豪雨の際に、岡山市保健管理課と岡山市保健所が出した対策を参考にしてみましょう。

<床上浸水したとき>
(1)水が引いた後、濡れた畳や家の中の不要な物を片付ける。
(2)汚れた家具や床、壁などは、水で洗い流すか水拭きするなどして、よく乾かす。
(3)食器類や調理器具などは、水洗いして汚れを洗い流す。
(4)消毒薬を薄めた液を浸した布などで拭き、よく乾燥させる。

<床下浸水したとき>
(1)床下や家の周辺にある不要物や汚泥などを片付ける。
(2)床下に水が溜まっている場合は、雑巾などで吸水し、扇風機などで換気してよく乾かす。
(3)可能なところは水で洗い流す。

<食中毒・感染症の予防>
(1)水道等は安全と衛生を点検・確認してから使用してください。
(2)水に浸かった食品や、停電により保存温度が保てなかった要冷蔵・冷凍食品は
できるだけ廃棄してください。
(3)吐き気や腹痛などからだに異常を感じたら早めに医療機関で受診してください。
(4)食事の前や排便の後などは、しっかりと手を洗ってください。

引用元:岡山市保健所
「家屋等が浸水した市民の皆さんへ~水害時の衛生対策について~」

消毒液について

消毒薬とは「逆性石けん」と「家庭用塩素系漂白剤」のことです。
どちらもドラッグストアで購入出来ますし、日常的に使うこと出来るものです。

食中毒・ノロウイルス対策にも有効

「逆性石けん」には「塩化ベンザルコニウム」が含まれており、医療機器を消毒したり食中毒対策などに用いられています。
「家庭用塩素系漂白剤」に含まれている「次亜塩素酸ナトリウム」は、ノロウイルス対策などにも有効ですから、普段から自宅に常備しておいても良いでしょう。

水害時の対処

水害の時は、手指・家具・床等に「逆性石けん」を使って、食器・衣類・浴槽等には「家庭用塩素系漂白剤」が有効です。

いずれも、水で汚れを落としてから消毒をする事と水で薄める事が大切です。

体を保護して使おう

作業時は、消毒液で二次災害にならないように、メガネ・ゴーグル・マスク・ゴム手袋等を使い、皮膚や目を保護しましょう。

被災後に家に戻るときの注意事項

被災して避難したあとに、初めて自宅に戻る際は、以下のことに注意しましょう。

  • ガス漏れの確認をする。
  • 安全確認が出来るまで電気のブレーカーは切っておく。
  • プロパンガスボンベ、車のバッテリー等の危険物を見つけたら、絶対に近寄らずに、消防や役所に連絡する。
  • 室内の換気に注意し、子供やペットは中に入れない。

まとめ

いつ何が起きてもいいように、対策について勉強しておきましょう。

本日、ご紹介した対処の仕方もそうですし、被災時には何かと物入りとなるでしょうから、損害保険の内容も確認しておきましょう。

水害についての補償範囲が十分かどうかの確認をしてみることをお勧め致します。

持ち家の方も不動産の購入を検討している方もハザードマップの確認をしておきましょう。

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