2021年3月の不動産相場「中古マンション」
江戸川区の不動産エージェント江戸川不動産情報館・金野秀樹(コンノヒデキ)です。
本日のテーマは2021年3月の不動産相場「中古マンション」編です。
参考にして下さい。
目次
中古マンション市場の活況は続く
考察
2021年3月の中古マンション市場は活発に取引が行われました。
新規登録件数の減少傾向は続いており、在庫不足であるため、成約㎡単価の上昇は11ヶ月連続で続いています。
購入希望者は、即断即決が出来るように準備をしておいた方が良いでしょう。
何故なら、在庫不足の為、人気物件はすぐに売れてしまうからです。
売却希望者は、成約㎡単価の上昇が続いていることと、在庫不足でライバルが少ない売り手市場ですので、売り時と言えるでしょう。
首都圏エリア「中古マンション」流通市場の動向
公益財団法人東日本不動産流通機構（通称：東日本レインズ）のデータを基に、首都圏（1 都3県）における「2021年3月度」の不動産流通市場（中古マンション）の動向についてご報告いたします。
中古マンションの動向
首都圏概況
成約件数は前年比プラス16.1％の2ケタ増となり、1990年5月の機構発足以降、過去最高となった。
成約㎡単価は前年比で9.2％上昇し11ヶ月連続、成約価格は同10.0％の2ケタ上昇となり10ヶ月連続で前年同月を上回った。
専有面積は前年比プラス0.7％であった。
地域別動向
成約件数はすべての地域が前年比で2ケタ増となり、多摩と神奈川県他は前年比で2割を超える大幅な増加となった。
成約㎡単価はすべての地域が前年比で上昇し、東京都区部は11ヶ月連続、横浜・川崎市と埼玉県は10ヶ月連続で前年同月を上回った。
首都圏「中古マンション」件数の推移
概況
2021年3月前年同月比は「成約件数 ＋16.1％」「新規登録件数 －19.3％」「在庫件数 －24.9％」でした。
成約件数は機構発足以降過去最高、在庫件数は減少率の拡大が続いています。
成約件数
3月の首都圏における中古マンション成約件数は 4,228件で、前年比プラス16.1％の2ケタ増となり、1990年5月の機構発足以降、過去最高となった。
新規登録件数
3月は13,648件で前年比マイナス19.3％の2ケタ減となり、19年9月から 19ヶ月連続で前年同月を下回った。
前月比は3.5％増加した。
在庫件数
3月は34,701件で前年比マイナス24.9％の大幅減となり、19年12月から16ヶ月連続で前年同月を下回った。
前月比も4.5％減少した。
前年比の減少率は21年1月以降、拡大が続いている。
首都圏「中古マンション」㎡単価の推移
概況
2021年3月前年同月比は「成約単価 ＋9.2％」「新規登録単価 ＋8.8％」「在庫単価 ＋7.9％」でした。
前年比で成約㎡単価は11ヶ月連続で上昇、在庫㎡単価は38ヶ月連続で上昇しています。
成約㎡単価
3月の首都圏における中古マンション成約㎡単価は59.02万円/㎡と前年比で9.2％上昇し、11ヶ月連続で前年同月を上回った。
前月比も2.3％増加した。
新規登録㎡単価
3月は62.56万円/㎡と前年比で8.8％上昇し、6ヶ月連続で前年同月を上回った。
前月比も 2.0％上昇した。
前年比の上昇率は20年12月以降、拡大が続いている。
在庫㎡単価
3月は、63.57万円/㎡と前年比で7.9％上昇し、18年2月から38ヶ月連続で前年同月を上回った。
前月比も2.2％上昇した。
前年比の上昇率は20年2月以降、拡大が続いている。
首都圏中古マンションの地域別成約単価
成約㎡単価はすべての地域が前年比で上昇しました。
東京都
3月の東京都区部は88.34万円/㎡で前年比プラス13.0％の2ケタ上昇となり、11ヶ月連続で前年同月を上回った。
多摩は43.05万円/㎡と前年比で6.7％上昇し、3ヶ月ぶりに前年同月を上回った。
神奈川県
3月の横浜・川崎市は51.50万円/㎡と前年比で7.4％上昇し、10ヶ月連続で前年同月を上回った。
神奈川県他は33.78万円/㎡と前年比で9.8％上昇し、4ヶ月連続で前年同月を上回った
埼玉県・千葉県
3月の埼玉県は33.62万円/㎡で前年比プラス0.7％と、ほぼ横ばいながら10ヶ月連続で前年同月を上回った。
千葉県は31.41万円/㎡と前年比で7.5％上昇し、8ヶ月連続で前年同月を上回った。
引用元
公益財団法人東日本不動産流通機構「月例速報 Market Watch サマリーレポート2021年3月度」
江戸川区の中古マンション
アットホームより参照
間取り別
- すべて 3,695.93万円
- 1DK～2DK 2,217.34万円
- 2LDK～3DK 3,590.76万円
- 3LDK～4DK 3,867.26万円
- 4LDK以上 4,413.58万円
築年数・面積別
まとめ
首都圏のコロナショック以降の中古マンションの成約動向について、時系列で振り返っていきましょう。
2020年4月の成約件数「前年同月比で－52.6％」
5月は「同－38.5％」
6月は「同－11.0％」
7月は「同－2.4％」
8月は「同＋18.2％」
9月は「同－7.3％」
10月は「同＋31.2％」
11月は「同＋14.0％」
12月は「同－9.9％」
2021年1月は「同＋29.9％」
2月は「同－4.3％」
3月は「同＋16.1％」
3月の成約件数の前年同月比は、1990年5月の機構発足以降、過去最高でした。
2020年4月の㎡単価「前年同月比で－4.5％」
5月は「同＋0.4％」
6月は「同＋1.4％」
7月は「同＋4.7％」
8月は「同＋1.8％」
9月は「同＋4.1％」
10月は「同＋4.8％」
11月は「同＋3.4％」
12月は「同＋4.8％」
2021年1月は「同＋2.3％」
2月は「同+5.3％」
3月は「同＋9.2％」
㎡単価は、11ヶ月連続で上昇となりました。
新規登録件数・在庫件数が不足しているため、売り手市場であることが要因だと考えます。
また来月に4月の情報をお届け致します。
家を持っている方も、これから購入を検討している方も、常に不動産相場は確認しておきましょう。
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