サイディングの修繕についてまとめてみました!
江戸川区の不動産エージェント江戸川不動産情報館・金野秀樹(コンノヒデキ)です。
本日のテーマは「サイディングの修繕」についてです。
参考にして下さい。
目次
サイディングの修繕について
戸建ての外壁は、約10年に1度のペースで修繕が必要になります。
この修繕を疎かにしてしまうと、建物の劣化が進行してしまい建物の資産価値が毀損してしまいます。
しかしながら、普段、物件のご案内でいろいろな中古戸建を見ていますが、けっこうおざなりにしてしまっている方が多いのが実情です。
本日は、外壁材のサイディングの種類ごとの修繕について知っておきたいことをまとめてみましたので参考にして下さい。
サイディング外壁とは
サイディングとは、一般的に決まったサイズのパネル状の外壁材のことをいいます。
メンテナンスフリーと強調されることもありますが、実際には定期的な修繕が必要です。
条件や種別によってですが、一般的には「7~10年に1度」は修繕が必要と言われています。
サイディング材には、大きく分けて4つの種類があります。
- 窯業系サイディング
- 金属系サイディング
- 木質系サイディング
- 樹脂系サイディング
種類別の特徴を解説していきましょう。
サイディング種類別の特徴
窯業系サイディングの特徴
セメントに繊維質を混ぜ、板状に形成した外壁材です。
色やデザインのバリエーションが豊富なため、タイル調やレンガ調等、様々なデザインに対応出来ます。
劣化しやすい素材のため、こまめにメンテナンスや塗装が必要です。
金属系サイディングの特徴
ガルバリウム鋼板やアルミニウム等の金属板を加工した外壁材です。
金属系サイディングは、断熱性・耐震性・耐用年数が優秀ですが、変形しやすいの欠点です。
木質系サイディングの特徴
素材に木材を使用した外壁材です。
木材のため、火や水に弱いですが、天然木ならではの温もりがあるデザインが感じられますが、腐食や変色がしやすいのが欠点です。
樹脂系サイディングの特徴
腐食やひび割れが起きやすい塩化ビニール樹脂を使用した外壁材です。
耐火性が低いので注意しましょう。
サイディングの修繕方法
外壁塗装
外壁に耐候性の高い塗料を塗って、外壁材そのものの耐候性をあげる方法があります。
メンテナンス性を高めるには、既存の外壁の耐候性を上げる事が必要です。
高耐久性塗料を塗装することで、外壁のメンテナンス性をさらに高めることができます。
無機塗料について
近年、登場した高耐久性塗料に無機物質を主成分とした無機塗料があります。
トップレベルの耐候性と、汚れにくいという特徴を持ちます。
しかしながら、無機という素材が硬いが故に割れやすいというデメリットがあります。
無機ハイブリッド塗料について
柔軟性も持つ有機塗料とかけ合わせて生まれたのが「無機ハイブリッド塗料」です。
無機塗料を塗るよりも耐候性があり、有機塗料を塗るよりも汚れにくい無機ハイブリッド塗料は、外壁を守り、メンテナンスフリーに近づけることが可能になります。
目地の補修
目地は、動きを吸収し、地震などによって硬い外壁材にひび割れがおこるのを防ぐためのものです。
シーリング目地とタイル目地の2つの種類があります。
シーリング目地について
サイディング等のつなぎ目にシーリング材を充填したものです。
この充填されたシーリング材が10年ほどで縮んだりヒビが発生したりと劣化を始めます。
シーリング材も改良され、耐候性の高いものも販売されています。
リフォームの依頼先と相談して、予め耐候性の高いシーリング材を使ってもらうことで、メンテナンスフリーに近づけることが可能になります。
メンテナンスフリー外壁の注意点
外壁業者・塗装業者の中には、悪質な業者も潜んでいます。
飛び込み営業の業者や火災保険の利用をして修繕を持ちかけるポスティングチラシには要注意です。
そんな業者を避けるために、もしメンテナンスフリーの素材を勧められた場合には、保証が付くのか尋ねてみた方が良いと思います。
そして、必ずリフォームを行う際には、相見積もりを取りましょう。
仮にメンテナンスフリーであっても、年に一度くらいは外壁の状態を確認することをお勧め致します。
外壁を長持ちさせるためには、こまめなチェックが必要なのです。
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