住宅購入キッチンリフォームのポイント
江戸川区の不動産エージェント江戸川不動産情報館・金野秀樹(コンノヒデキ)です。
本日のテーマは「キッチンリフォームのポイント」についてです。
参考にして下さい。
目次
キッチンリフォームのポイント
キッチンは、住宅購入における重要な検討項目のひとつですよね。
中古住宅を購入する場合、築10年を超えてきますと経年劣化の具合によっては、キッチンリフォームの検討をされる方が多いです。
キッチン選びの参考にポイントをご紹介していきましょう。
キッチンリフォームはショールームにいくべし
リフォームの検討をされる方は、リフォームのショールームへ行くことを推奨致します。
ショールームには、最新のキッチンが並んでいて、中には体験コーナーもあって、参考になる事が多いからです。
ちなみに、ショールームの表示価格は高めの設定で表示されておりますので、型番だけ控えて実際の価格はリフォーム業者に聞いて頂いた方が良いです。
キッチン機能の優先順位
ショールームで注目して頂きたいのは「機能」です。
まずは自分たちの生活に必要なキッチン機能の優先順位を決めていきます。
代表的な機能は、食洗器、コンロ(ガス or IH)、レンジフード、水栓といったところでしょうか。
掃除しやすいレンジフード、触れなくても自動で水が出る水栓等々、昔では考えられなかった最新の機能などもあるので、ショールームで体験することをお勧めします。
優先順位が決まったら、なるべく叶えられる物件を探すことになります。
例えば食洗器の優先順位が高ければ、既存で食洗器がついている物件、あるいは食洗器を設置できるスペースのある物件を選ぶ必要があります。
ちなみに、都市部の物件は、家自体の面積が小さい為、キッチンスペースが限られている物件も多いので注意が必要です。
システムの機能
システムキッチンを機能で区分してみます。
シンク
排水がしやすい構造など最新のシンクは工夫されているものがあります。
シンクで重要なのは大きさです。
あまり小さなシンクだと作業効率が悪くなります。
注意して欲しい点として、既存のシンクが小さい場合は大きなものへの変更は簡単ではないという点です。
シンクの大きさに不満がある場合は、システムキッチンそのものを交換した方が良いかもしれません。
天板
天板には様々な種類があります。
ステンレス、人工大理石、セラミックを利用した高級仕様もあります。
天板も広さが重要です。
広ければ広いほど作業効率は良くなりますが、そもそもシステムキッチンはスペースにピッタリ入るように設計されているので、天板のスペースに不満がある場合は、システムキッチンの問題ではなく、そもそものキッチンスペースが狭いことが問題であることが多いです。
その為、新品のシステムキッチンに交換したところで、キッチンスペースの広さの解決にはならず、狭いキッチンには変わりないので注意しましょう。
収納
扉がついているもの、スライド式のものなどメーカーによって様々です。
システムキッチンが「ハコ」であることを理解できる要素でもあります。
表面の仕上げでキッチンの雰囲気はだいぶ変わります。
色合いだけ変更するわけには行かないので、色味が不満な場合はシステムキッチンの交換が必要です。
※既存の表面にシートを貼ってDIYで雰囲気を変えるという方法もありますが、仕上がり具合が微妙になる場合が多いので注意しましょう。
コンロ
新品でもコンロはオプション扱いです。
中古物件で既存のものが気に入らなければコンロだけ交換が可能です。
つまり、コンロを理由にシステムキッチン全体を交換する必要はありません。
レンジフード
コンロと同じく新品でもオプション扱いですので、交換は容易です。
水栓
水栓もオプション扱いです。
ピンからキリまで様々で、後からの交換も容易です。
食洗器
ビルトインのものを後から付けるのは難しい場合が多いです。
食洗器の優先順位が高い方は、既存のキッチンについているかどうかを確認して、ない場合はシステムキッチンそのものを交換した方が現実的かもしれません。
都市部のマンションでキッチンが狭い場合は、そもそも食洗器のスペースが確保できない場合も多いです。
その為、食洗器の設置が優先順位の上位でしたら、実際にリフォーム会社に現地を確認してもらった方が良いです。
交換を検討するほど、影響が大きい機能はシンクと収納(仕上がりの色味を含む)です。
食洗器を除いたそれ以外の機能は、後からでも十分に交換可能です。
実際に経年で悪くなるのは、コンロ・水栓です。
劣化具合が悪くなければ、シンクや収納部分はクリーニングで何とかなる場合が多いです。
システムキッチンそのものを交換すると安易に考えずに、必要なものを見極めて、節約するのもお勧めです。
キッチンのお勧めな交換ポイント
一見使えそうに見えるのですが、住宅購入のタイミングで交換しておいた方が良いものがあります。
コンロやレンジフードは汚れ具合で判断しますが、意外と漏れがちなのが水栓です。
水栓は利用頻度が高く、10年もすると水漏れが起きていることが多いです。
パッキンの交換で改善出来れば良いのですが、そうでない場合は交換することをお勧め致します。
あとから個別に水道屋さんに交換してもらうより、他のリフォームと一緒に頼んだ方が安い場合もありますので、中古物件を購入する時はついでに水栓も交換しておくことをお勧めします。
また、前の所有者の方の使い方にもよりますが、キッチンの排水管も汚れが蓄積しやすい箇所です。
水栓交換のついでに、配管の交換か高圧洗浄などを行うと良いと思います。
床と壁紙
もう一点あります。
それは、床と壁紙です。
どのご家庭でもキッチンにはモノがたくさん入り乱れます。
引っ越ししてしばらくすると、床・壁紙の張り替えは非常に手間がかかります。
また、家の中でもキッチンは汚れが溜まりやすい箇所でもあるので、クリーニングで綺麗になるのなら良いのですが、内見で汚れが気になった場合は、入居前の張り替えを検討しましょう。
スペースの確認
冷蔵庫のスペース
まず注目すべきは冷蔵庫のスペースです。
既存で使っている冷蔵庫のサイズではなく、将来的に必要になりそうな冷蔵庫のサイズを調べておいてスペースを確保しておく必要があります。
ちなみに冷蔵庫の上はデッドスペースになりがちです。
単にモノを載せるだけだと地震が起きた時に落下する可能性がありますので、棚を設置することをお勧めします。
ゴミ箱のスペース
続いてゴミ箱のスペースを確認します。
既製品の収納棚を使う場合に漏れがちなのがゴミ箱のスペースです。
ゴミを捨てる導線は、作業工程が少なければ少ないほど家事が捗ります。
棚の下に収納するキャスター付きのゴミ箱を使っている方がいらっしゃいますが、引っ張り出してからでないと、ゴミが捨てられないというのは非効率です。
キッチンにおけるゴミ箱のスペースは非常に優先順位が高いと思います。
家電のスペース
ここまで来てようやく電子レンジ・炊飯器等の家電スペースを検討します。
ミキサーやホームベーカリーなど料理上級者向けの調理家電を愛用されている方もいらっしゃると思います。
調理家電で注意して頂きたいのは、棚などに収納してしまうと取り出すのが億劫になってしまうという点です。
調理家電の欠点は場所を取ることです。
出来ればすぐに利用できるところに常設しておきたいところですが、都市部では調理家電をいくつも並べられるほどスペースに余裕が持てません。
キッチンの作業スペースと調理家電の設置スペースは競合しがちです。
既製品のキッチン収納棚を見ると、中央部分は作業用に扉や仕切りのない構造になっているものが多いです。
キッチン収納スペースにモノを置くのではなく、作業のためのスペースを確保するのも効率的な家事を実現するコツと言えるでしょう。
本日は、キッチンリフォームについて解説致しました。
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