住宅購入時に知っておきたい火災保険の基礎知識 風水害・地震リスク
江戸川区の不動産エージェント江戸川不動産情報館・金野秀樹(コンノヒデキ)です。
本日のテーマは「住宅購入時に知っておきたい火災保険の基礎知識・風水害・地震リスク」についてです。
参考にして下さい。
目次
火災保険の基礎知識 風水害・地震リスク
火災保険は、火災被害だけの保険ではありません。
火災総合保険に加入すれば、諸々の災害被害を補償する事が可能です。
その中でもご留意して頂きたいのは、風水害と地震のリスクについてです。
風水害・地震による被害が、自宅にとって、どの程度深刻なのかを知り、その上で補償内容を選択することが大切です。
予期せぬこれらの災害は、時に住宅全壊などの甚大な被害をもたらすことがあります。
それでも暮らしが続く限り、住まいは必要となり、住宅が全壊しても住宅ローンの返済は続いていきます。
被災しても住宅ローンは免責されない
大規模な災害のときには、被災ローン減免制度というものがありますが、実際に適用するためには高いハードルがあります。
被災ローン減免制度のハードル
- 災害救助法の適用を受けた自然災害が対象
- 現時点で債務を返済することが出来ない
- 近い将来に債務を返済することが出来ないことが見込まれる
といったハードルが設定されています。
被災ローン減免制度ではなくて、各自治体による免除制度もありますので、ご自身の検討エリアの制度を調べてみると良いでしょう。
しかしながら、もしこういった制度が適用されなかった場合には、被災しても住宅ローンの残債は免除されません。
持家で住宅ローンの残債がある方や貯蓄があまりない方は、風水害と地震のリスクに対して、保険による十分な備えが必要となります。
検討エリアのハザードマップを確認しよう
災害リスクは、検討エリアの特性・立地・建物状況等により大きく変わってきます。
ですから、火災保険の検討にあたっては、検討エリアにどのような災害リスクがあるのかを把握しておくことが、補償内容を選択する上での大事な一歩となります。
物件への申込前にハザードマップを確認する
立地や建物の状況で被災リスクは異なりますので、検討物件毎にハザードマップで確認することをお勧め致します。
宅地建物取引業法では、売買契約締結の前に、重要事項説明書にてハザードマップについての説明が義務付けられておりますが、契約時には様々な事項が説明されますので、ハザードマップだけの確認に時間をそれほど割くことは出来ません。
出来れば、物件への申込前の段階で、検討不動産の抱える災害リスクを知るために、各自治体により作成されている「ハザードマップ」を確認して下さい。
ハザードマップ
ハザードマップとは、自然災害の被害を予測し、その被害範囲を地図化したものです。
全ての市区町村で作成されているわけではありませんが、洪水や高潮・地震・土砂災害・火災など、各々の地域において必要なハザードマップが作成されています。
ハザードマップを入手するには、各市区町村防災課で配布を受ける、各防災課ホームぺージで確認する、あるいは「国土交通省ハザードマップポータルサイト」から日本中の各市区町のハザードマップを確認するといった方法があります。
火災保険は住宅ローンで長期契約がお勧め
火災保険料を物件代金と一緒に住宅ローンとして借入することが出来る金融機関が増えています。
以前は諸費用ローンといって、住宅ローンに比べると金利が高いことが多かったのですが、住宅ローンの低金利で火災保険料も賄うことが出来るようになりました。
勿論、住宅ローンは長期に渡りますので、その分の利息がかかってきますが…
火災保険料を長期契約で一括払いにすると、毎年の更新手続きが不要となり、あわせて保険料の割引を受けられますので、１年ごとに同じ契約を更新し続けた場合の全期間トータルの保険料と比較すると、保険料が割安になります。
2022年2月時点では、保険期間は10年が最長である保険会社が多いです。
2022年10月には、保険期間が5年に短縮されることが検討されているようですので注意しましょう。
弊社は、東京海上日動火災保険の代理店でもありますので、ご気軽にご相談下さいませ。
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【氏名】金野 秀樹（こんの ひでき）
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将来は、不動産業界の毒蝮三太夫？を目指しているというウルトラマン好き（毒蝮三太夫さんは、ウルトラマンシリーズでアラシ隊員・フルハシ隊員を演じました）の特撮育ちでありながら、意外とロマンチストな一面もあり。
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