終電繰り上げと住宅購入について考える
江戸川区の不動産エージェント江戸川不動産情報館・金野秀樹(コンノヒデキ)です。
本日のテーマは「終電繰り上げと住宅購入について考える」です。
参考にして下さい。
目次
2021年3月から終電が繰り上げ
ニュースや新聞記事等で取り上げられていますのでご存知の方も多いと思いますが、JR東日本より、来春(2021.3月)のダイヤ改正で、東京駅から「100キロ圏内」にある路線の終電を「30分程度繰り上げる」と発表がありました。
※2021.1/7にコロナウイルス感染拡大防止の為に、緊急事態宣言が再度発出され、政府は終電繰り上げの前倒しを要請しました。
首都圏の電車が、最大で37分程度、現状よりも終電の時刻が早くなります。
その影響で、各私鉄からの乗り継ぎが出来なくなったり、私鉄もJRに合わせて終電を繰り上げるという事にもなっていきますが、お仕事などで遅くなってしまう方などは、支障が出てしまう方もいらっしゃるでしょう。
終電繰り上げの背景とは
終電繰り上げの背景とは何なのでしょうか?
JR東日本からの発表を引用元しましたのでご参照ください。
主に東京100km圏の主要路線で終電時刻の繰り上げなどを行うことで、保守作業時間を拡大し、作業従事者の働き方改革推進や鉄道設備の設置・保守のスピードアップによるサービス向上を図るとともに、新型コロナウイルス感染症の拡大を契機としたお客さまの行動様式の変化に対応します。
引用元:東日本旅客鉄道株式会社「JR東日本ニュース 2021年3月ダイヤ改正について」
理由を抜粋してみましょう。
①作業従事者の働き方改革
終電繰り上げの一つ目の要因は、作業員の高齢化、昼夜逆転の作業時間への対策のようです。
作業員の高齢化が進んでおり、今後10年間で1~2割の作業員が減少する見込みのようです。
その為、終電の繰り上げで1日当たりの作業時間を増やすことにより、工期日数を短縮し、作業員が休暇を取りやすくする為の狙いだそうです。
②コロナショックによる行動様式の変化への対応
二つ目の要因は、コロナショックによる行動様式の変化への対応です。
コロナショック前は、深夜帯も多くの乗客がいましたが、コロナショック以降、その数が激減しているそうです。
路線によっては、昨年比約60~70%減のところもあるそうです。
新型コロナウイルス感染症の影響で、テレワークが普及した事や深夜遅くまでの飲酒飲食を避ける方が増えています。
乗客が少なければ、収益も見込めないわけですので、当然と言えば当然の流れと言えますね。
首都圏から100キロ圏内とはどこまでか?
今回の終電繰り上げの範囲は、首都圏から100キロ圏内とのことですが、どこくらいまでが範囲なのでしょうか?
首都圏から100㎞圏(±5㎞)
伊東・沼津・富士山頂・甲府・前橋・赤城山頂・足尾・宇都宮・水戸・房総半島すっぽり
かなりの範囲で実施されることがわかります。
山手線への影響は
山手線を中心に考えてみますと、ダイヤ改正後には、渋谷・新宿・池袋等の山手線の西側で、これまで可能だった終電での山手線への乗り継ぎが出来なくなる路線が多数でてくる事になります。
勤務地からご自宅への移動で、何路線も乗り換えをされる方や、今後テレワークだから郊外への移住を検討されている方は、ダイヤ改正などは今後も起こり得る事ですので、こういう情報も参考にされると良いかもしれません。
終電までお仕事や飲食をされるという事は少ないかもしれませんが…
住宅購入への影響
住宅購入の際には、今回のコロナショックや自然災害等、想像が出来ない思いもよらないことが起こることも想定しなければなりません。
テレワークによって、郊外の物件を検討される方は、今回の終電繰り上げについてもそうですが、コロナショックの影響について注視しておく必要があるでしょう。
勿論、予想する事は中々難しいですが、出来る限り将来的に交通利便性で困ることの無いように、購入する住宅のエリア選定を行った方が良いでしょう。
弊社、江戸川不動産情報館では、住宅購入時の検討材料として「将来の資産価値」という観点も忘れないようにしましょうとお伝えしてます。
ほとんどの方にとって、住宅購入は「生涯の中で一番高い買い物」です。
その住宅を購入するのに、将来の資産価値を考慮しないで購入されると、取り返しのつかない、もっと言えば、身動きが取れない状態となってしまう可能性がありますので、今回取り上げました終電繰り上げに伴う交通利便性の変化等々、しっかりと検討して頂ければ幸いです。
江戸川不動産情報館は、買主様の為の不動産エージェント「バイヤーズエージェント」として、今後も不動産関連の情報を発信していきます。
この記事を書いた不動産エージェント
【氏名】金野 秀樹(こんの ひでき)
業界歴15年を超えるベテランエージェント!
歯に衣着せぬ提案で、お客様の悩みを解決するのが生きがい。
将来は、不動産業界の毒蝮三太夫?を目指しているというウルトラマン好き(毒蝮三太夫さんは、ウルトラマンシリーズでアラシ隊員・フルハシ隊員を演じました)の特撮育ちでありながら、意外とロマンチストな一面もあり。
「お客様に心強い」と言われることに喜びを感じつつ、常に緊張感を忘れないように心掛けている。
日々、新しい知識を求めており、様々な記事・書籍・セミナー等で法改正情報や知識を収集するのが「ライフワーク」である。
サービス精神旺盛なのか、ネガティブ情報も含め、徹底的に情報開示をする為、提案時間は長め(平均3時間)である。
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