不動産会社に求めるものとは?
江戸川区の不動産エージェント江戸川不動産情報館・金野秀樹(コンノヒデキ)です。
本日のテーマは「不動産会社に求めるもの」についてです。
先日のコラムでは「不動産会社への不満」についてご紹介しました。
本日は、その不満が出ない為の顧客満足度が高まる要素についてです。
消費者の方が不動産会社に求めていることについて解説していきましょう。
目次
不動産会社に求めるものランキング
不動産購入をする際には、顧客満足度が高い不動産会社・担当者を選択することがとても重要です。
何故なら、物件の紹介の仕方・ライフプランニング・住宅ローンの提案は、会社・担当者によってかなり違ってくるからです。
顧客満足度が高い消費者を第一義とする優秀な担当者でない場合、不動産会社・担当者にとってうれしい儲かる物件を買わされてしまう可能性があるからです。
不動産会社が大好きな儲かる物件とは?
今回のランキングは、すでに不動産購入をしたことのある経験者によるものですから、とても参考になると思います。
不動産会社に求めるものランキング
※下記ランキングは複数回答によります。
- 正確な物件情報の提供(87.0%)
- 物件に対する詳細な説明(77.0%)
- 周辺環境など地域情報の提供(63.0%)
- 親切・丁寧な対応(62.0%)
- 問合せに対する迅速な対応(59.5%)
- 最新の物件情報の提供(53.0%)
- 購入後・入居後のアフタフォロー(49.0%)
- 入居に関するアドバイスや詳細説明(41.5%)
- 問合せた物件以外の物件情報の提供(34.0%)
- 自分が聞きたいことだけに的確に回答(26.0%)
特にポイントとなるものランキング
※下記ランキングは複数回答ではありません。
- 正確な物件情報(36.0%)
- 親切・丁寧な対応(16.5%)
- 物件に対する詳細な説明(13.0%)
- 購入後・入居後のアフタフォロー(12.5%)
- 問合せに対する迅速な対応(5.5%)
- 周辺環境など地域情報の提供(5.0%)
- 自分が聞きたいことがに的確に回答(4.5%)
- 最新の物件情報の提供(3.5%)
- 入居に関するアドバイスや詳細説明(2.5%)
- 問合せた物件以外の物件情報の提供(0.5%)
不動産会社に求めるものは、
売買・賃貸ともに「正確な物件情報の提供」「物件に対する詳細な説明」がトップ2。「正確な物件情報の提供」は特にポイントとなるものでも 1 位でした。
それでは、「特にポイントとなるもの」のランキングから一番のポイントとなっている「正確な物件情報」について解説していきましょう。
正確な物件情報
これはとても重要です。
不動産の物件情報は、不動産データベース「レインズ」によって共有されています。
ですから、基本的にどの不動産会社に依頼しても同じデータベースから、情報は収集されています。
仕組みは下記の図を参考にして下さい。
あなたが依頼した不動産会社の担当者は、依頼された希望条件をもとに不動産データベース「レインズ」から物件情報を抽出して、購入検討者に送っているのです。
もし担当者が自社の利益を第一義としていたら?
不動産取引には、二種類あって、ひとつは「両手仲介」、もう一つは「片手仲介」です。
- 両手仲介とは、売主と買主の両方から仲介手数料を受領出来る取引のこと。
- 片手仲介とは、買主からのみ仲介手数料を受領する取引のこと。
売主側からみると、売却を依頼した不動産会社ではない他社が買主を見つけてきた場合は「片手仲介」となります。
両手仲介は、片手仲介と比べると「仲介手数料」が2倍になります。
同じ価格の物件を契約してもらった場合でも「取引の種類」によって、不動産会社の受領出来る「仲介手数料」の金額は変わってくるのです。
もしあなたが依頼した不動産会社の担当者が、自社の利益を第一義としていたら、迷わず「両手仲介」が成立する物件を第一優先に紹介する事でしょう。
本当は「両手仲介」が成立しない物件の方が、消費者にとって条件が合うのに、自社の利益を第一義とするあまり、その物件情報をあえて提供しないのです。
これは消費者にとっては、機会損失となってしまいます。
正確な物件情報が提供されないことは、消費者にとって将来を左右してしまう問題なのです。
ポータルサイトを利用した場合は?
それでは、不動産会社からの物件情報には頼らず、自分でポータルサイトから物件情報を探せば良いのでしょうか?
実は、これもあまりお勧め出来ません。
何故なら、ポータルサイトに物件情報を掲載するには広告費がかかります。
上記の図のように、ポータルサイトで気になる物件を見つけて、問合せをした場合に、あなたを待ち構えている不動産会社は、あなたの味方ではない可能性が高いのです。
前述した通り、ポータルサイトへの掲載には広告費がかかります。
さらに、物件情報を掲載する為には人件費がかかっています。
この広告費・人件費を回収するために、問合せをした物件情報のネガティブ情報を積極的に言ってくれない可能性があるからです。
ポータルサイトは広告である
ポータルサイトは広告です。
「そんなの当たり前」だとおっしゃる方もいるかもしれません。
その広告をみて、物件の注意すべき事項を消費者の方が見極めるのは容易ではありません。
さらには、物件情報を多数掲載している会社の場合は、物件情報のクリーニングが追い付かず、情報が新鮮ではない可能性もあります。
不動産テックツールで「見える化」
手前味噌で申し訳ありませんが、弊社は便利な「不動産テックツール」をご提供しています。
下記不動産テックツールは「正確な物件情報」についての問題を簡単に解決する事が出来ます。
不動産ポータルサイトを丸裸にする「セルフィン」
セルフィンでわかる事
①価格の妥当性を判定
②対象不動産の流動性を判定
③立地による資産性を判定
④住宅ローン減税の対象か否かを判定
⑤建築年から耐震性を判定
⑥管理状況の良し悪しを判定(マンション)
⑦土地の資産性について判定(戸建て)
⑧全国マンションデータベースを閲覧可能
・マンション偏差値・推定売却価格
・過去の販売相場・過去の賃料相場
を確認出来ます。
Google Chromeの拡張機能で瞬時に「見える化」
google社のChromeブラウザをご利用の場合、「セルフィン」のChrome拡張機能をご利用いただくと、ポータルサイトで物件情報を開くだけで自動的に「セルフィン」の調査結果が表示されるようになります。
携帯でも便利機能が使えます
携帯でポータルサイトを閲覧するときにも「セルフィン」を利用する事が出来ます。
全ての物件情報が自動で届く「物件提案ロボ」
「物件提案ロボ」は、希望の条件に合う物件情報を自動でお届けするロボットです。
不動産会社のみが閲覧出来る「不動産データベース」やWEB上に登録された新着情報をいち早く発見し、最短24時間以内に皆様のお手元に自動でメール配信します。物件情報だけでなく、物件の資産性をビックデータと比較して評価書付きで物件情報をお届けするサービスです。
買主の利益を第一義とする不動産エージェントを味方につけよう
上記にて便利な不動産テックツールをご紹介しましたが、具体的に不動産購入を進めていくには、不動産エージェントを味方につけることをお勧め致します。
購入を検討している方の場合は、買主の為の代理人である「バイヤーズエージェント」を活用しましょう。
バイヤーズエージェントは、買主の利益を第一義とします。
その為、不動産購入を決断する上で必要な情報を全て公開します。
ネガティブ情報も完全公開
購入を検討している方にとって、一番大事な情報はネガティブな情報です。
例え、お客様が気に入っている物件でも、物件の危険要素をお伝えすることにより、思いとどまってもらうことも当然あります。
バイヤーズエージェントは、買ってもらう事が第一義ではありません。
買主様の利益が第一義なのです。
まとめ
- 不動産購入経験者によると、不動産会社に求めるものは「正確な物件情報の提供」「物件に対する詳細な説明」がトップ2である。
- 便利な不動産テックツールで、自分でも簡単に「正確な物件情報」を収集する事が出来る。
- 具体的に不動産購入を進める際には「不動産バイヤーズエージェント」を味方につけよう。
江戸川不動産情報館は、買主様の為の不動産エージェント「バイヤーズエージェント」として、今後も不動産関連の情報を発信していきます。
不動産エージェントとWEB作戦会議
オンラインで不動産エージェントとWEB作戦会議をしてみませんか?
この記事を書いた不動産エージェント
【氏名】金野 秀樹(こんの ひでき)
業界歴15年を超えるベテランエージェント!
歯に衣着せぬ提案で、お客様の悩みを解決するのが生きがい。
将来は、不動産業界の毒蝮三太夫?を目指しているというウルトラマン好き(毒蝮三太夫さんは、ウルトラマンシリーズでアラシ隊員・フルハシ隊員を演じました)の特撮育ちでありながら、意外とロマンチストな一面もあり。
「お客様に心強い」と言われることに喜びを感じつつ、常に緊張感を忘れないように心掛けている。
日々、新しい知識を求めており、様々な記事・書籍・セミナー等で法改正情報や知識を収集するのが「ライフワーク」である。
サービス精神旺盛なのか、ネガティブ情報も含め、徹底的に情報開示をする為、提案時間は長め(平均3時間)である。勿論、お客様のご予定に合わせて時間は調節していますのでご安心下さい。
【資格】上級宅建士・2級ファイナンシャル・プランニング技能士(AFP・日本FP協会認定)等
もっと詳しく知りたい方はこちらから
ご相談はこちらから
【WEBセミナー】家を買うなら知っておきたい情報セミナー
高額な不動産・住宅購入時にはしっかりとお金の戦略をたてる必要があります。
しかしながら、不動産業者や金融機関の提案は、立場上どうしてもポジショントークになりがちです。
FPへの相談も、不動産に精通していないFPさんの場合、???な提案、一般論でしかない、結局ポジショントーク?ということも多いです。
不動産業界15年超でAFP資格者でもある不動産エージェントが、正しいお金の戦略のポイントをポジショントーク一切なしで、実際の事例を交えながらレクチャー致します。
・正しい予算の考え方
・住宅ローン金利の選び方
・ライフプランニング・資金計画の重要性
【売り込み一切なし!情報満載で売り込む暇がそもそもありません】
江戸川不動産情報館のセミナーは、不動産購入を「目的」ではなく「手段」にするセミナーです。セミナーでは、売り込みは一切ありません。お客様の貴重なお時間を頂きますので、徹底的に不動産の賢い購入術(買ってはいけない物件・不動産価格の決まり方等)、不動産業界の仕組み(不動産屋に騙されない方法等)を時間いっぱいにお伝えします。その為、物件を売り込む暇はありません。セミナー受講後、弊社をご利用するかしないかご判断下さい。不満足の場合は、一切の連絡をしない事をお約束致します。
【セミナーでお話しする内容】
「貯蓄になる家?負債になる家?」「不動産の資産価値とは?」
「生き残る街?捨てられる街?」「買ってはいけない物件」
「バイヤーズエージェントって何者?」「不動産の買い時はいつ?」
「家余り 人口減少時代の家探し」
「不動産業界の仕組み」
「不動産営業マンの思考」
「不動産事業者の大好きな儲かる物件とは?」
「購入予算の考え方」「金利の選び方」
and more