住宅ローン審査の注意点 既存借入は隠せない!?
江戸川区の不動産エージェント江戸川不動産情報館コンノヒデキです。
本日のテーマは「住宅ローン審査の注意点・既存借入は隠せない!?」です。
参考にして下さい。
目次
住宅ローン審査で嘘は通用しない
住宅ローン審査の時に、家族に内緒の借金があるといった理由で、しっかりと既存の借入状況の申告をしない方がいらっしゃいます。
少し厳しい言い方ですが「申告しなければ隠せる」は通用しません。
もし、ご家族に内緒にしたい借金がある場合は、必ず担当者にその旨を伝えて、別途申告をするようにしましょう。
当たり前ですが、私はお客様の既存借入の有無について、ご家族には一切共有しません。
なかには、うっかりご家族に報告してしまう担当者もいるかもしれませんので注意して下さい^^;
ちなみに、金融機関は、既存借入の影響で否決となった場合でも、具体的には否決された理由は教えてくれません。
あくまでも、総合的判断といった回答になるのが一般的です。
既存借入の住宅ローン審査に与える影響
カードローンなど、他に借入があると融資額が減額されるか、最悪の場合否決となりますので注意が必要です。
たとえ、借入を隠して審査を申し込んでも、金融機関には隠すこと出来ません。
借入履歴は金融機関に筒抜けになります。
というのは、銀行や信販、貸金業といった業界ごとに、誰がいつまでにどの程度の金額を借りているか、また過去に延滞事故がないかという顧客情報を登録・収集している信用情報の収集会社があり、金融機関はそこへ照会するからです。
勿論、申込者に無断で照会は出来ません。
申込者は、住宅ローン審査のときには、申込書とは別に個人情報の同意書へもサインして提出しているはずです。
申込書兼個人情報の同意書といった場合もあります。
個人信用情報機関
各金融機関は、個人信用情報機関からの情報を参考に返済能力の審査をしています。
信用情報会社は3つあり、総称して「個人信用情報機関」と呼びます。
系統で分けてみると下記の通りになります。
- 主に銀行系:全国銀行個人信用情報センター(略称 JBA)
- 主に信販会社系:(株)シ-・アイ・シ-(略称 CIC)
- 主に消費者金融系:(株)日本信用情報機構(略称 JICC)
前述したように、住宅ローン審査の申込書を記入する際、金融機関は申込者から個人情報の同意書への署名を求めます。
その同意書には、どこの個人信用情報機関へ照会するかについて記載されています。
個信と与信
金融機関の担当者から住宅ローン審査の際に「個信(コシン)を取ってから」「個人信用調査をかけてから」と言われることがあります。
これは「個人信用情報機関」に信用情報を照会しますよという意味です。
ちなみに「与信(ヨシン)」という言葉もあります。
これは「信用を与える=貸す・貸さない」の審査を行うという意味です。
個人信用情報の何を見ているのか
金融機関は、個人信用情報のどこを見ているのでしょうか?
- 現在の借入状況(借入額・借入件数)
- 過去の延滞事故
- クレジットカードの枚数
といった情報を見ています。
クレジットカードについては、普段使っていなくても、情報として掲載されてきます。
ポイント付与といったキャンペーン目当て等で、普段使いしないクレジットカードを多数所有していると、そのカードごとに情報が掲載されます。
金融機関からどう見られるかを考えよう
金融機関からどう見られるかを常に意識して審査に臨むのが重要です。
既存借入の申告が一切なかったはずなのに、個人信用情報を照会してみたら、申告されていない借入が出てきたら、印象は良くないですよね^^;
金融機関は、不誠実・浪費・生活苦を嫌います。
例えば自己資金が全くないのにクレジットカードの枚数が多いとなると生活苦や浪費癖が簡単に連想できてしまいます。
そのような人が住宅ローンを滞りなく返済できるかというと、かなり怪しいと考えるべきでしょう。
裏を返せば、たくさんのクレジットカードを持っている場合は、事前にカードを解約しておくべきと言えますし、自己資金を多くいれない場合は、その理由も申告しておくべきなのです。
「過去に延滞したことある。」
「ブラックリストに載ってしまった。」
これらのことは、金融機関からすれば、個人信用情報を照会すれば全て把握出来ます。
相談している不動産事業者の担当者には、包み隠さずに申告するようにしましょう。
先ほどもお伝えした通り、ご家族に内緒にしたい場合は、その旨もしっかりと担当者に伝えることを忘れないようにして下さい^^;
江戸川不動産情報館は、買主様の為の不動産エージェント「バイヤーズエージェント」として、今後も不動産関連の情報を発信していきます。
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