住宅ローン事前審査のタイミングはいつが良いの？
江戸川区の不動産エージェント江戸川不動産情報館・金野秀樹(コンノヒデキ)です。
本日のテーマは「住宅ローン事前審査のタイミング」についてです。
参考にして下さい。
目次
住宅ローン事前審査のタイミング
不動産・住宅の購入を検討している方で、ご自身がどれくらい住宅ローンで借りられるのか？を把握しないで、物件探しを行っている方が結構多いです。
こういう場合、どうなってしまうのかをまず解説していきましょう。
一番手になれない可能性がある
一番手になれない可能性とは、気に入った物件が見つかって申込をしても、住宅ローン事前審査が通っていないと、売主側からして買主候補の一番手にしてもらえないという事です。
売主側からすれば、住宅ローン事前審査が通っていない申込者は、本当に住宅ローンを組む事が出来るのかわからない為、不安要素があるわけです。
売主側の一番の理想の申込者は現金だけで購入してくれる方です。
現金だけの方は、ローン特約で白紙解約となることもありませんから安心なわけですね。
申込自体を受けてくれない事もあります
売主側の不動産事業者によっては、申込自体を受けてくれない事もあります。
何故なら、せっかく契約を行っても、結果的に住宅ローンが否決の場合、それまでの段取りは水の泡となってしまうからです。
さらに、申込があって契約をして、住宅ローン特約の期限までの間に、他の申込を受ける事が出来なくなるため、売主側からすればリスクなわけです。
弊社も、売主側の機会損失を避ける為、住宅ローンの事前審査が通っていない方からは申込を受けません。
では、どうすればいいのか？
気に入った物件が見つかった。
でも、まだ、住宅ローンの事前審査をしていない…。
どうすればいいのか？
こうなったら、他からの申込がないことを祈って、一日も早く、住宅ローンの審査を行う事です。
早い場合は数日で審査は終わりますが、通常ですと1～2週間くらい審査には時間がかかります。
フラット35にご用心
ちなみに、フラット35の事前審査については、審査が通りやすいと言われている為、申込の要件にしてくれないケースが多いですので、フラット35を希望している場合は、本申込までしておく必要があります。
余裕を持った早めの行動を
無事に審査が通過した時に、希望の物件が売れていなければ、ようやく契約に辿り着くことが出来ます。
皆さんはこんなヒヤヒヤな体験をしたいでしょうか？
もし、希望の物件が売れてしまった場合には、その物件の事が忘れられずに、その後の物件探しに影響を及ぼします。
不動産購入時には、是非、余裕を持って物事を決断出来るように、全ての段取りを早め早めに行い、冷静な判断が出来る状態で臨むようにするべきです。
その為にも、住宅ローン審査は物件探しの前に行うべきなのです。
物件探しの前に住宅ローン事前審査を受けておくメリット
- 住宅ローンの借入可能額を把握することで、物件選定の予算が見えてくる。
- 住宅ローン返済額によって資金計画が立てやすくなり、返済計画も見えてくる。
- 買い付け申込みのタイミングで申し込みを断られる事がなくなる。
- 住宅ローンの見通しがたっていると価格交渉がしやすくなる。
不動産事業者の言いなりにならない為に
物件を探す前に事前審査を受けることで、住宅ローン借入可能額・返済可能年数・金利などについて把握することで資金計画をたてやすくなります。出来れば不動産事業者に相談に行く前に事前審査を受けた方が良いでしょう。
何故なら、不動産事業者によっては、借入限度額の上限額で物件探しをして、出来るだけ自社で受領できる仲介手数料を増やそうとすることがあるからです。
ご自身にて客観的に住宅購入の予算について理解・判断してから、本格的な物件探しを行うことができます。
物件探しもしやすくなる
住宅ローンの借入可能額を把握して、目安の金額が算出されたら、今度はご家庭の家計から、購入する物件の予算を検討します。
そもそも借入可能額が分からずに物件を探してしまうと、希望条件を満たす物件があっても予算オーバーとなるケースもあるので、そのような残念な結果にならない為にも、早めの住宅ローン審査が必要だという事を頭に入れておきましょう。
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