居住中物件を内見する時のメリットについて

物件内見中

江戸川区の不動産エージェント江戸川不動産情報館・金野秀樹(コンノヒデキ)です。

本日のテーマは「居住中物件を内見する時のメリット」についてです。
参考にして下さい。

居住中物件を内見する時のメリット

居住中物件を内見する時のメリットを二つご紹介します。

  • 売主様に直接聞ける機会はそうはない
  • 家具を置くイメージがしやすい

売買物件では、中古物件の場合、まだ売主様が居住中であることも多々あります。

「まだ住んでいるのに、大丈夫なんですか?」

と結構驚かれるお客様もいらっしゃいます。

しかし、実は居住中の場合は、ある意味ではチャンスなのです。

売主様に直接聞ける機会はそうはない

何がチャンスかと言いますと、不動産取引を行う際に、一般的には「売主様」と「買主様」が直接話せる機会は、売買契約・契約後の立ち会い・残金決済の三回くらいしかないのです。

しかも、このタイミングは、契約が前提ですから、契約前の検討段階で、直接話を聞けるタイミングは、内見のときしかありません。

居住中物件の場合、住み心地・周辺環境・売却理由等々を直接聞ける絶好の機会と言えます。

勿論、売却理由等、ちょっと聞きづらい質問もありますが…
その場合は、購入相談をしている担当者に聞いてもらいましょう。

私の場合は、物件の内見手配の段階で、売却理由は、先方の担当者にヒアリングしておきます。
その上で、居住中の場合は、再度、それとなく売主様に聞くようにしています。

言いづらいデリケートな理由の場合は、直接売主様に聞くことはありません。

買主様には、売主様がいらっしゃらない場所でご説明します。

物件の事を一番詳しいのは売主様

当然のことですが、その物件のことについて、一番詳しいのは売主様です。

専門的な事は分からないかもしれませんが、住み心地や周辺環境等については、不動産会社の担当者よりも分かっているはずなのです。

なかには、嘘をつくのでは…?と心配される方もいらっしゃいますが、大それた嘘であれば、後で問題となりますし、私が経験した限りでは、嘘をついている方はいないと思います。

勿論、100%大丈夫とは言えませんが…

ちなみに、売買契約締結の際には、「物件状況報告書」と「付帯設備表」という書面に、売主様の知っている事を記載して、買主様に説明することになります。

もし、そこに虚偽の告知をしてしまった場合は、「契約不適合責任」を問われる可能性があります。

但し、注意しなければならない点もあります。

あくまでも主観であることを忘れない

注意点としては、あくまでも、売主様の言う事は「主観」であることを忘れてはいけません。

簡単に言えば、捉え方には個人差があるという事です。

例えば、「音の問題」「駅等の周辺施設までの徒歩による所要時間」等々

音に関して言えば、あまり気にならない人もいれば、神経質だったりすると、同じ音でも、うるさく感じるかもしれないのです。

これは勿論言い悪いではありませんので悪しからず。

専門的な分野について

建物に関しての専門的な分野についてです。

例えば、結露について、普段から気にしていない場合、本当は結露しているのに、していないと「主観」でお話している場合があります。

専門家が見れば、シミが出来ていたり等、確認すればわかるのですが、専門的な分野ですので、わからなくても仕方がないのです。

家具を置くイメージがしやすい

居住中物件の場合、まだ住んでいるわけですから、家具が置いてあります。

新築物件や空家の物件の場合は、家具がありませんから、広く感じるわけですが、実際に家具をおいてみると、イメージよりも狭いなんてことも多々あります。

その点、居住中物件の場合は、家具がまだ置いてあるわけですから、ある程度のイメージをつける事が出来ます。

なかには、購入検討者が内見しに来るのに、全く片付けをされていない売主様がいて、生活感が出過ぎてしまい、逆効果の場合もありますが…

使用品が嫌でなければ、交渉次第でエアコン等の設備をそのまま置いていってもらうことも出来ます。

その場合の残置物は、中古品ですので補償はない事を覚えておきましょう。

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この記事を書いた不動産エージェント

金野秀樹

【氏名】金野 秀樹(こんの ひでき)

業界歴15年を超えるベテランエージェント!

歯に衣着せぬ提案で、お客様の悩みを解決するのが生きがい。
将来は、不動産業界の毒蝮三太夫?を目指しているというウルトラマン好き(毒蝮三太夫さんは、ウルトラマンシリーズでアラシ隊員・フルハシ隊員を演じました)の特撮育ちでありながら、意外とロマンチストな一面もあり。

「お客様に心強い」と言われることに喜びを感じつつ、常に緊張感を忘れないように心掛けている。

日々、新しい知識を求めており、様々な記事・書籍・セミナー等で法改正情報や知識を収集するのが「ライフワーク」である。

サービス精神旺盛なのか、ネガティブ情報も含め、徹底的に情報開示をする為、提案時間は長め(平均3時間)である。

勿論、お客様のご予定に合わせて時間は調節していますのでご安心下さい。

【資格】上級宅建士・2級ファイナンシャル・プランニング技能士(AFP・日本FP協会認定)等
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