住宅購入の検討期間はどれくらいが妥当なのか?
江戸川区の不動産エージェント江戸川不動産情報館・金野秀樹(コンノヒデキ)です。
本日のテーマは「住宅購入の検討期間」についてです。
参考にして下さい。
目次
住宅購入の検討期間は3ヶ月が勝負!?
不動産・住宅の購入は、数千万という高額な買い物ですから、日々のお買物の様にはいきません。
条件に合う物件探しをすることも大変ですが、事前準備であるライフプランニング・資金計画・住宅ローン打診を行うことも、とても労力を使います。
そして何より一番大変なのが、購入の「決断」をすることです。
「よし!マイホームを買うぞ!」と検討段階に入ったら、私は「3か月間」が勝負だと考えます。
私の今までの経験上、結果的に満足度の高い物件を購入されたお客様のほとんどは、3か月以内の期間で決断されています。
ちなみに、タイムスケジュールは、「準備期間※1ヶ月+物件探し2ヶ月」といった感じです。
※準備期間で、ライフプランニング・資金計画・住宅ローン打診を行う。
勿論、不動産・住宅は、高額な買物ですから、妥協したくない、ちょっとした不満も許容したくない、結果迷ってしまって決断が出来ないことを責めることは誰にも出来ません。
しかしながら、半年以上検討していると、購入の決断がどんどん出来なくなってしまうことが多いのです。
検討している間に評論家になり買えなくなる
購入の決断を逸して3年以上サポートさせて頂いているお客様もいらっしゃいます。
私は、無理な押し売りは絶対にしません。
何故なら、精一杯サポートしても、最後にご決断するのは「お客様」だからです。
勿論、出来るだけリスクがないように、あらゆる可能性、特にネガティブな要素もきっちりとお伝えし、それに対する備えもご提案します。
これでもかと言うくらいに丁寧にサポートしていきますが、物事に100%なんてことはありません。
数年以上、検討しているとお気の毒なくらい決断出来なくなります。
それは、知識やこれまで掛けた労力が邪魔をするからです。
何年も不動産市場をウォッチしていると、検討エリアの相場が熟知されていき、物件が高かった時、安かった時も頭に入ってきます。
「これだ!」と思ったけど、あれこれ考えすぎて、決断が出来ないでいると他の方に先を越されて売れてしまう。
結果、後悔する、といった経験を何度もしています。
気が付くと、ちょっとした不動産の評論家になっています。
これだけ待ったから、これだけ詳しくなったら、絶対に失敗したくない。
このマインドになると、どんどん決断出来なくなります。
勘違いして頂きたくないのですが、不動産・住宅に関して最低限度の知識は持つべきです。
しかしながら、実際の取引を伴わない知識は、あくまでも机上の理論でしかないのです。
ちょっと、言い過ぎかもしれませんが…
住宅購入の動機を思い出そう
様々な情報がたくさん頭にあると、「今、目の前にあるこの物件で本当に良いのか…、もう少し待てば、もっと良い物件が出てくるかも…」
結果、前述したように物件探しがただの趣味と化してしまい、情報はプロ並みに持っているのに購入出来ないでいるという、おかしなことになってくることもあります。
こうなってくると、不動産事業者の提案に対しても、疑心暗鬼になってしまい、結果、相談相手もいなくなってしまいます。
何故なら、不動産事業者も人間ですから、実務の伴っていない机上の理論を振りかざす人は敬遠してしまうからです。
さて、そうならない為に、必要な準備があります。
それは、「何のために住宅を購入するのか」という購入動機を思い出すことです。
それをしっかりと物件選びの基準にしていくということです。
例えば、家賃が勿体ない、住宅環境を良くしたい、資産形成したい等、自分たちが何の為に動いているのかを、今一度思い出すのです。
信頼出来る担当者を探そう
ネットのブログ記事やYouTubeの動画は、所詮一般論に過ぎません。
勿論、私のこのブログ記事も一般論です。
いくら情報を知っていても、実際の取引で役に立たなければ、ただの机上の空論なのです。
まず、信頼出来る担当者を探しましょう。
その見極めの為に、不動産・住宅に関する最低限度の知識を身に付けましょう。
本当に信頼出来る担当者は、物件ありきではなく、あなたの人生ありきで提案してくれる担当者です。
ポータルサイトに要注意
ポータルサイトは、とても便利です。
一昔前は、物件探しは不動産事業者の店舗に出向いて探すことが一般的でしたが、近年は、ポータルサイトはどんどん便利になり、写真や動画が充実しています。
しかしながら、注意して頂きたいのは、ポータルサイトは広告であることです。
はっきり言って、ポータルサイトの先に待っている担当者は、あなたに物件を売りたくて仕方がないのです。
勿論、なかには、消費者目線の担当者もいらっしゃいます。
ただし、そんな良い担当者に出会えるかどうかは、宝くじに当たるくらい可能性が低いことなのです。
信頼出来る担当者と二人三脚で進めよう
信頼出来る担当者が見つかったら、自分や夫婦・家族の『価値感』を家選びの軸にします。
もし、なかなか意見が纏まらない場合、お勧めなのは、一度、ご家族それぞれで一度考えてみることです。
難しく考える必要はありません。
それぞれで、住宅選びに対する考えを箇条書きにしてみて下さい。
それを担当者に、別々にメールで伝えて下さい。
それを基に、担当者を進行役にして、価値観を整理しましょう。
なぜ、いきなり夫婦で話し合ってはいけないのでしょうか。
それは、本音が出にくいからです。
ご夫婦ごとのパワーバランスもありますし、家計の認識も違います。
そして、「とにかく住宅を購入する方向で、具体的に行動してみよう」そんな同意が夫婦で出来たのなら、まず最初にやっておくべき非常に重要な事が、ライフプランニング・資金計画です。
これから、人生設計とお金の戦略を練るのがライフプランニング・資金計画です。
理想と現実の摺合せと言っても良いでしょう。
その後、住宅ローン事前審査を行い、資金計画の確度を見える化していきます。
上記のようなステップを踏めば、スムーズにタイミングよく自分たちが求める住宅を購入出来るチャンスが広がっていきます。
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江戸川不動産情報館は、買主様の為の不動産エージェント「バイヤーズエージェント」として、今後も不動産関連の情報を発信していきます。
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この記事を書いた不動産エージェント
【氏名】金野 秀樹(こんの ひでき)
業界歴15年を超えるベテランエージェント!
歯に衣着せぬ提案で、お客様の悩みを解決するのが生きがい。
将来は、不動産業界の毒蝮三太夫?を目指しているというウルトラマン好き(毒蝮三太夫さんは、ウルトラマンシリーズでアラシ隊員・フルハシ隊員を演じました)の特撮育ちでありながら、意外とロマンチストな一面もあり。
「お客様に心強い」と言われることに喜びを感じつつ、常に緊張感を忘れないように心掛けている。
日々、新しい知識を求めており、様々な記事・書籍・セミナー等で法改正情報や知識を収集するのが「ライフワーク」である。
サービス精神旺盛なのか、ネガティブ情報も含め、徹底的に情報開示をする為、提案時間は長め(平均3時間)である。勿論、お客様のご予定に合わせて時間は調節していますのでご安心下さい。
【資格】上級宅建士・2級ファイナンシャル・プランニング技能士(AFP・日本FP協会認定)等
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しかしながら、不動産業者や金融機関の提案は、立場上どうしてもポジショントークになりがちです。
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