旗竿地のメリットデメリットについて

土地

江戸川区の不動産エージェント江戸川不動産情報館・金野秀樹(コンノヒデキ)です。

本日のテーマは「旗竿地のメリットデメリット」についてです。
参考にして下さい。

旗竿地のメリットデメリット

旗竿地とは

旗竿地

土地の形状として「旗竿地」と呼ばれる土地があります。

上記の図のように、旗のような形状をしており、通路部分の奥に宅地が広がる地型です。

旗竿地という呼び方の他に、敷地が延長されていることから、「敷延(シキエン)」という呼ばれ方もします。

一般的には、整形地よりも土地の評価額が下がりますが、実際の住みやすさはどうなのでしょうか。

旗竿地のメリットデメリットについてまとめてみました。

旗竿地のメリット

通りに面していないので静か

接道している道路と建物の間に距離があるので、前面道路の交通量などが気になりません。

また、リビングにいるときに通行人と目が合ってしまう、といったケースもありませんのでプライバシーも保たれます。

整形地よりも土地を有効活用出来る

土地には建ぺい率・容積率といった、建築が出来る建物の面積に制限があります。

旗竿地の場合、通路部分も宅地面積として計算に算入出来ます。
結果的に、宅地部分に目一杯に建物を建築出来る場合もあります。

購入価格が安め

整形地に比べるとやはり土地の評価価格が下がります。
立地重視で物件を選ぶ場合には選択肢を広げる為の手段となるでしょう。

例えば、複数の区画がある建売住宅の多棟現場の場合、区画数を多くする為に、旗竿地がある事が多いです。
その場合、整形地の区画よりも価格が安めになることが多いです。

私がよく経験したのは、集客の為に旗竿地をかなり安く値段設定して、「目玉商品」として宣伝する手法でした。

売主様には申し訳なかったですが、かなり安い設定であることが多く、あっという間に申込をもらい契約となって、結果、宣伝にならないということも何度もありましたね^^;

例えば、整形地の区画が建物込みで4,680万円とかの設定の場合は、3,980万円とかで旗竿地の区画が価格設定されていたものです。

チラシの投函が少ない

通路部分を入った敷地の奥にポストを設置した場合、チラシの投函がほとんどありません。
その為、捨てるだけのいらないチラシ等をパンパンに詰め込まれる心配はありません。
訪問販売や営業なども少ない印象ですね。

車庫替わりにすることも

旗竿地の竿の部分の幅が車の幅以上にあれば、車庫替わりにする事も出来ます。

長さによっては、複数台とめられる場合もあります。

旗竿地のデメリット

車庫入れ・通行がしづらい

通路部分の幅が狭い旗竿他の場合、車をとめてしまうと自転車が通れない等、不便があります。
車種をコンパクトカーにするなどの工夫も必要ですが、幅員3.0m以上は欲しいところでしょうか。

日当たりが悪い

旗竿地の場合、隣地の建物にぐるっと囲まれている場合もあります。

その場合、メリットである宅地部分に目一杯建築出来るという点が仇となって、隣地の建物との距離が近く、日当たりが悪くなるケースもあります。

隣の区画も旗竿地の場合であれば、通路部分が隣接していると日当たりが良い場合もあります。

リビングを二階にもってくるといった工夫も必要です。

建築費が高くつくことも

リフォームや建て替え等を検討する際に、道路に面した整形地よりも建築費用が高くつく場合があります。
通路部分が狭い場合、大型の重機等が入れずに、手作業の工事になってしまうこともあります。
旗竿地は、やはり通路部分の幅員が重要と言えるでしょう。

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まとめ

旗竿地のメリットデメリットについてまとめてきました。

ただ、どれも一般論となっており、実際には旗竿地であっても、日当たり・風通し良好な土地や、工事に支障のない物件もありますので、旗竿地だからと言って、はなから敬遠せずに現地を見てみてはいかがでしょうか。


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この記事を書いた不動産エージェント

金野秀樹

【氏名】金野 秀樹(こんの ひでき)

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歯に衣着せぬ提案で、お客様の悩みを解決するのが生きがい。
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